お口の健康情報

No.2『 歯周病について“定期的にお口のケアを” 』
 歯周病は生活習慣病です。全身の健康と深い関係があります。疲労があるとき、ホルモンにバランス偏重があるときなどは、歯肉がはれたり出血したりすることがあります。全身が弱ってくると歯肉も細菌に対して抵抗力がなくなる影響を受けます。不規則な食生活によっても歯肉に影響が現れます。

 健康な歯肉を維持するためには、「偏食をなくす」「砂糖の量を減らす」「歯ごたえのある食べ物を選ぶ」「規則正しい生活をする」などがポイントになります。これらのことを通して全身の健康管理をすることで、健康な歯肉がつくられるのです。

 健康のありがたさは健康なときには気が付きません。歯周病は自覚症状がないうちに進行してしまうのが特徴の疾患です。歯周病は成人の80%を超える人がかかっています。早期発見・早期治療が大切です。かかりつけの歯科医院で定期的に「お口のケア」をしてもらいましょう。

 お口が健康であれば何でも食べることができます。毎日の食生活、生活のリズムに気を付けることは生活習慣病の予防や寝たきり予防にもなります。歯の健康を保つことは全身の健康につながります。

岡山市歯科医師会

一覧に戻る