お口の健康情報

No.24『お口の痛み』
 お口は毎日必ず使う大切なところです。それゆえ子供さんからお年寄りの方にいたるまで痛みに悩まされることがあります。一番ポピュラーなものはやっぱり虫歯ですね。虫歯は歯に大きな穴があいて食べ物が詰まって痛くなったり、熱いものや冷たいものでしみたりします。神経が死んで痛みがなくなることもありますが、今度は死んだ神経が腐ってきて前以上に激しく痛むこともあります。

 知覚過敏症は虫歯ではないのに痛みがあります。歯と歯茎の境が露出してきて冷たいものがしみてきます。歯ブラシの毛先が触っただけで痛く、歯が磨けなくなることもあります。歯周病で歯茎が腫れて痛むこともあります。触ると歯茎がぶよぶよして出血するなどします。小さい子供さんは奥の永久歯が生えるとき、大人は親知らずが顔をのぞかせるときにやっぱり周囲の歯茎がはれて痛みが出ることがあります。手足口病などの感染症でも口の中に口内炎ができて、痛くて食事が満足にできなくなることがあります。口内炎は矯正装置や義歯のあたりなどからもできますし、胃腸障害や栄養不足が原因にもなります。

 思いつくままにあげてみましたが痛みの種類はまだまだあるでしょう。痛みはお口の中の異常を知らせる重要なサインです。少しでも気になることがあれば、かかりつけの歯医者さんにチェックしてもらいましょう。

岡山市歯科医師会

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