お口の健康情報

No.25 『鏡を使って口の中をセルフチェック』
 皆さんの多くは洗面所で毎日歯磨きをしていると思います。目の前にある大きな鏡を使って一日一回でかまいませんから口の中を覗いてみてください。
 まずは歯磨きをしているときに歯ブラシの毛先がきちんと歯と歯の間、歯と歯肉の境目などの汚れの残りやすい場所に当たっているかチェック。

 次に磨き終わってから、大きく口を開けたり、「イ~」をして磨き残しが無いか、歯肉の状態はどうかチェック。ピンク色に引き締まっていれば問題ありませんが、赤味を帯びてきていたりブヨブヨした感じがあれば要注意です。
また、ほっぺたの内側の粘膜をチェック。一部分が赤くなっていないか、逆に白っぽくなっていないか、腫れたり「でこぼこ」した感じがないかなどを観察してください。最後に「あっかんべ~」で舌の状態をチェック。舌は体全体に不調があるときに変化が現れやすく、舌全体の色や形、舌の表面に付着する舌苔の色や量には血液の異常、内臓の各種疾患が隠れている場合もあります。

 口の中の組織はわずかな全身状態の変化でも異常が現れやすく、毎日口の中を観察することは虫歯や歯周病のみならず体調の変化があった場合にはいち早く知る事が出来ます。

 鏡を使って口の中を観察することで、日常の健康管理に役立ててください。

岡山市歯科医師会

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