お口の健康情報

No.32『歯の専門ケアーの勧め』
 『磨いているのに、なぜ歯が悪くなるの?』と、疑問を持たれる方が多くおられます。
歯科疾患は生活習慣病であり、細菌による感染である上、さまざまな環境因子や全身疾患などが個人個人の疾患の背後に存在すること、年齢によって歯科疾患の状態が異なることなどが要因となります。

 お口を健康な状態に保つためには、家庭でのセルフケアと診療室でのプロフェッショナルケアが重要です。厚生労働省 平成17年歯科疾患実態調査では、40歳代より歯の喪失が急速に進んでおります。
加齢に伴い歯と歯の隙間の拡大、処置歯の増加による歯垢の沈着が著しくなり、虫歯、歯周病が発生しやすい危険領域が多くなるため、家庭でのセルフケアのみでは、疾患の発症を抑制することが困難となり、歯の喪失につながります。

定期的な診査やプロフェッショナルケアとしての予防処置、歯周組織・細菌・全身疾患・環境因子に配慮したアドバイスまたは処置を受けることが、中高年期以降の口腔機能維持に役立ちます。

岡山市歯科医師会

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